ここ北西イタリア、何日雨が降り続いているのでしょう。
週間天気予報は雨マークのオンパレード。
初冬に雨がしっとり降るのが地中海気候ですが、こんなにしつこく降るのはイタリア在住初めてです。
南部ピエモンテ、クネオからトリノへと続く平野部の畑では、連日の雨で土砂が流れ混んだり、浸水したりで土壌を作り直さなければいけない農家さんもあるようです。
まるで太陽が消滅してしまったかのような不気味な毎日を過ごしてます。
陽が燦々とふりそそぐ、今夏の地中海が懐かしいので、写真整理がてら掲載~。



ここは、リグーリア州西部「リビエラ・ポネンテ」側、花と音楽祭の街サンレモの郊外の小高い丘の集落「ブッサーナ・ヴェッキア」村。
この村から地中海の海域の一部リグーリア海が見渡せ、西何十キロ先は南仏「コート・ダジュール」。
通称「Villaggio di artisti」アーティスト村と呼ばれ、小さなアトリエやショップが点在、紆余曲折した細い路地や石畳の坂道は私好み。
ここがアーティスト村となったのは、廃墟化された村のいわゆる空き家再生の為。
何か尾道にとっても似てますよね~。
廃墟化してしまったのは、残念な事に1887年2月23日、大地震に襲われ崩壊、村人は3キロ程下ったところに、新しい村を作り、「ブッサーナ・ヌォーヴァ(新市街)」、「ブッサーナ・ヴェッキア(旧市街)」と区別したのだそうです。
地震時に屋根が崩れ落ちた教会の淡く残ったフレスコ画や、蔦の葉、サンレモ在住の友人に可愛さを取り戻しつつある村だからと勧められ訪れた村でしたが、色彩感覚や創造性豊かなイタリア人により空き家再生も着々と取り組まれてるようでした。
過疎化問題で仕方ない事ですが、リグーリア内陸部には手を加えれば美しい集落に蘇れる村が数え切れない程あるのに・・・とリグーリアを横断する際、車窓から眺めながら湧いてくる想いです。










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