BARBARESCO

バルバレスコは人口638人、二つの分離集落地区から成り立つ、とてもひっそりとして落ち着いた雰囲気を漂わせています。ローマ帝国時代、ドイツから異民族(BARBARI=異民族)が定住したのがこの村で、名前の由来はそこから付いたそうです。右の塔はローマ帝国崩壊後以後、要塞として建設され、現在はバルバレスコのシンボルなっています。


塔の後ろ側に回ると、その高台からはタナロ川、耕作地帯が広がっています。


このタナロ川を挟み、写真左側がランゲ地区、右側はロエロ地区と称されており、奥の丘陵地帯は葡萄畑ではなく、この近辺特産の、TONDA GENTILEとゆうヘーゼルナッツの木が生い茂っています。
フランスで生まれたミシュラン星付きガイドイタリア版ではこのタナロ川一帯にあるレストランが次々と星を獲得し始め、瞬く間に美食家たちの注目の的となりました。


PRODOTTORI DEL BARBARESCOは、アルバ国立醸造学校の創立者でもある、ドミニオ・カヴァッツァが1894年に設立しましたが、ファシズムの影響を受けて閉鎖してしまいました。醸造家たちの情熱的な再興への思いが、1958年組合を復活させ、現在はこのイタリアでも評価の高いPRODOTTORI DEL BARBARESCOに引き継がれました。
バルバレスコのCRU(最良の畑)が200ヘクタールにたいし、この組合は100ヘクタールをも所有しています。

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